平成18年(2006年)3月に自衛隊員のパソコンから情報漏えいがおきた際に、陸上自衛隊サバイバルレシピ「昆虫の食べ方」なる極秘資料が流出した。
国民一般によく知られている昆虫について、その調理法や味を20字程度に簡潔に説明されているので、ご紹介したいと思います。
ちなみに虫の栄養成分は高く、約65%~80%がタンパク質で美容にも効果的だといわれます。
(引用出典:『秘密ノート』飯島勲著 (株)プレジデント社 2013年7月発行 185~189項より)
①カマキリ
羽をむしってから焼いたり、炒めたりしよう。煮てもよい。
②カブトムシ
幼虫の焼いたものは、香りもよく、一度食べたら病みつきになりそう。成虫は羽や足が焦げる程度に焼きましょう。
③クワガタムシ
カブトムシと同じようにして食べましょう。
④カミキリムシ
幼虫は、テッポウムシといいます。生でもいけるし、焼いてもよい。生の味は刺身のトロに似ている。
⑤クモ
足をとってから食べる。味はチョコレートそっくり!?
⑥シロアリ
生のままが最高の味。太くて古い幹にいっぱいいる。
⑦ムカデ
あまりおいしくはないが、唐揚げにしてみよう!?
⑧サクラケムシ
唐揚げがいい。エビの唐揚げのような味がして絶品。
⑨イモムシ
焼いて食べる。ポンと皮がはじけたら、食べごろです。
⑩ウジ
佃煮がおいしい!?生でも大丈夫。ただしホタルやナメクジには手をださないこと。ホタルには猛毒」がある。
⑪ハチノコ
イナゴとともに厚生労働省の食品成分表に記載される日本人にはなじみのある食材。長野県の郷土食として有名。
生で食べられるが、炒めて甘辛く味付けすると美味しいらしい。
ちなみにイナゴは、なんといっても佃煮にしたものが美味い。コリコリした食感は、ごはんやお酒が進みます。
【飯島勲流ハチノコ採集術】
①まずカエルの太ももの肉をマッチ棒の頭ふたつ分くらいカットして、真綿の先を糸状に細くしたものを結び、働き蜂にエサとしておびき出す。
②ハチがエサを巣に運ぶのを追いかけ、巣のハチノコを一網打尽にする。
このときカエルの肉の調整に注意すること。肉片が少ないとハチの高度が高すぎて見失い、肉片が多いと持ち上げることができない。
地上2mくらいでハチが飛んでいくように調整してやる。遠くても1㎞以内に巣はある。ハチは山を越え、谷を越えていくため藪だろうと、川があろうと突撃していく勇気が不可欠である。
③ハチの巣にたどりついたら、火を焚いて煙をだして、攻撃力のある成虫を寝かせてしまうこと。成虫が動かなくなったことを確認できたら、巣を取り外し、ピンセットで幼虫を取り外して食べる。
⑫ザザムシ
カゲロウなどの幼虫。特に伊那の天竜川でとれたザザムシは珍味といわれる。
砂礫の多い水が流れる場所のことを「ザザ」というが、その石ころの下に生息している虫。佃煮にすると美味しい。
【虫素材料理の動画】
【付編】 世界標準可食性テスト
道端に生えている雑草が食べられるかどうか見極めるための方法。
地震などの自然災害の時には、役にたつかもしれません。
①植物を葉、根、芽、花に分ける。実験は一部位ずつ行う。
②8時間の間、水以外は何もとらないようにする。
③部位は手首に押し付け、15分以内に反応があったら食べないこと。
④それぞれの部位をゆでて、舌にのせ、3分以内に焼けるような感じやかゆみがでたら食べないこと。
⑤その後、15分間舌にのせ続けた後に噛む。その後15分以内に異変が起きたら食べないこと。
⑥飲み込んで、8時間以内に異変がおきたら、胃腸から吐き出し、水をたくさん飲む。
⑦特に体調が悪くならなければ、同じ方法で下ごしらえした植物を四分の一カップ食べる。さらに8時間待ち、それでも大丈夫なら、その植物は食べても大丈夫ということになる。
(引用出典:『秘密ノート』飯島勲著 2013年7月 (株)プレジデント社発行)
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