2020年10月4日日曜日

サイバー戦争を想起させる映画。

 1981年に公開された映画で、『ウォーゲーム』という作品です。

 米ソ核戦争ゲームを子供同士で遊ぶという内容ですが、それだけならわざわざ映画化されることはないでしょう。子供たちのゲームがアメリカ国防総省?のシステムとリンクしてしまい、子供たちの核シュミレーションゲームの画面が実際のシステム画面として国防総省に映し出されてしまいました。

 およそありえない内容ですが、だからこそおもしろい。

 まだまだハッキングが一般的に知られていない時代ですが、サイバー攻撃を予知するような作品だったかな?とは思えます。

 子供のテレビゲームだとあなどるなかれ。今や格闘技やサッカーのゲームは「eスポーツ」という反応速度を競うスポーツになり、スポンサーがついて賞金をかけて争うような時代になっています。

 ストリートファイターというゲームセンターのゲームが世界大会で競われるようになるなんて、1980年代には予想だにできないことでしょう。

 時代の価値観、思想は変化します。仕事も時代によって変わります。鎌倉時代の白拍子が今やアイドルとして地位が確立しています。1960年代のエレベーターボーイという職業は今や完全に過去の遺産。

 核戦争のゲームも過去の戦争のゲームとしてリアルに進化するかもしれません。

では、戦争シュミレーション映画の草分けともなる映画をみてみましょう。

ウォーゲーム WarGames 1983 

https://www.youtube.com/watch?v=yhrz2BGy77M&t=39s  
WarGames (1/11) Movie CLIP - Asexual Reproduction (1983) HD https://www.youtube.com/watch?v=LwDbgE54QYE&list=PLZbXA4lyCtqpGOS2KC1mAAKaGwbup-DQt

使われているPCの機種も明らかに時代を感じさせるのに十分なものですが、しかし当初はハッキングという行為は、この映画にみられるように「遊び」の延長から始まったように思います。

意図的に国防総省のコンピューターに侵入して、核ミサイルをシュミレーションとはいえ、操作しているわけですから、制御コンピューターをハッキングすることにより、核兵器さえも意のままにできるのかもしれません。

このような事態が進展してくると、核保有国にとって自国の核兵器が「脅威」となる時代が到来するのかもしれませんね。核保有が国家のクライシスとなる時代、どうなんでしょうね?

WAR GAMES オープニング 
https://www.youtube.com/watch?v=WuipiBKRl04

SNS上でのいさかい、喧嘩が凶悪な殺人事件に発展したというケースがあります。現代における「虐殺」ですが、個人がSNSで友人や身内に攻撃的な言動を繰り返すことも「サイバー攻撃」としていいのではないでしょうか?

SNSが発端となり発生した怖い話(LINE事件) 
https://www.youtube.com/watch?v=cHm7xuUWLmE

ささいなことから人間仲良くなったり、ののしりあったりするのは常のことでしょうが、これを顔がみえないSNS上でやられると、どういう感情になるのでしょう。疑心暗鬼の相乗効果になるのではないでしょうか?

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