https://www.youtube.com/watch?v=iC1Pk15YkFc
軍事の好きなチャンネル桜さんにしては、とてもタイムリーな番組だな、と感じました。
世界は今や我が国の明治維新の時のような情勢になってきているといわれる方もおみえになりますが、国家同士の軍事同盟関係の他に世界レベルで「経済依存関係」がここまで深化しているという点では、19世紀のころの比ではないでしょう。
19世紀から20世紀初頭にかけては、植民地をたくさんかかえて経済をなりたたせるブロック経済体制の時代でした。
そうした体制打破となった大戦が第二次世界大戦だったわけです。我が国が東南アジアやインドシナなどの欧米の植民地を再占領し、連合国によって奪還されてしまうわけですが、再び戻ってきた欧米勢力の植民地に逆戻りしなかったのは、陸軍中野学校出身者によって先導された独立戦争などの活躍により、植民地経済が否定されたことによるのですね。
我が国はいわばアメリカ、ソビエト連邦、イギリスによる諜報戦争に負けはしたものの、戦後のアジア広域での独立戦争では、諜報戦に勝てたといえるのではないでしょうか?
確かに陸軍中野学校は短命でした。
あと5年でも10年でも早くこうした体制ができていたとしたら、などと歴史のイフを考えてみてもはじまりません。
ベトナム戦争はアメリカとソ連との代理戦争とはいわれますが、北ベトナム軍にジャングルでのゲリラ戦を指導したのは、我が国の軍人だったことを考えれば、我が国は唯々諾々とアメリカの軍門に下ったわけではないことがよくわかります。
大東亜共栄圏の建設とはそんな「無謀な侵略戦争」などというような浅はかな構想ではなかった、ということでしょう。
軍事紛争を有利にするためには、戦争の大義がしっかり確立されていないとなりません。そのためには、諜報、宣伝(広報)といったノウハウで世界にむけて発信する力が不可欠になります。
今でいえば、インターネットの軍事的活用が高度に進んだおかげで、サイバー攻撃といわれる形で軍事攻撃と同じ物理的破壊をもたらす戦争形態が確立しました。これはまさに国家の中枢を攻撃し、崩していくという「機略戦」そのものであり、新しい戦争の進化形態でもあるのです。
今後戦争はファイバーケーブルの他に宇宙空間へ間違いなく拡大し、宇宙の覇権戦争という意味合いになっていくはずです。そういう意味では政治に都合のいいように戦争被害をコントロールしていけない核兵器などは、もう起こりえない、時代遅れの兵器、ないしは兵器戦略といえるのかもしれません。
ネットと諜報機関の実態について
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