2020/02/05 16:00 https://www.msn.com/ja-jp/news/photos/日本が五強入り、-2020年「世界の国別軍事力ランキング」トップ50/ss-BBZF1aE?ocid=spartandhp
2020年「世界の国別軍事力ランキング」トップ50
Global Firepower(GFP)の「国別軍事力ランキング」最新版(2020年版、”Global
Firepower 2020”)からトップ50入りした国を紹介する。 各国の地理的位置、ロジスティックス、経済力、天然資源の入手可能性、軍事力など55項目の要素を勘案して出された同ランキングで、日本は今回5位に浮上している(前回は6位)。ではさっそく50位から順番に見ていこう。
国際サッカー連盟のFIFAランキングの軍事版みたいなものでしょうかね?
どういう基準なのか詳しく知る立場にありませんが、昨今の傾向から考えて、単純に軍事作戦遂行上の要素だけではないかと思われます。
今の時代、国軍は戦争をする能力だけではかることはナンセンスでしょう。例えば災害支援能力。人を殺す、インフラを破壊する能力というよりも国軍に求められる能力とは、「人を生かす能力」だということは、国際社会であまねく認識されていることでしょう。
単に「人を生かす」だけでなく「人を活かす」能力も加味された上で、国軍の能力ははかられなければならないと思います。
かつて戦国時代の英雄、武田信玄は自身の領国である甲斐の国(現在の山梨県)の防衛を「人は城、人は石垣」と評しました。
これは別に信玄が、甲斐の国防費をけちったというわけではなく、いわば近代でいう「国民皆兵」政策を端的に表現していると思われます。
封建社会の身分制度が確立していなかった戦国時代では、兵士=農民で、兵士である武士は平時は田畑を耕作する農民でしたから、農繁期になると軍事行動がままならなかった、といわれますし、それが一般的な見方でしょう。
ですが、見方を変えれば、兵糧の増産も軍事の大切な仕事なんですね。兵士が農民であることは、近代では屯田兵という存在もありますが、いざ有事という時に女性や子供、或いは兵士が食うための兵糧を確保しなければならないわけですから、耕作も大切な兵士の仕事なわけです。
耕作は男だけではなく、女性も子供も参加するでしょう。だから食糧増産に励む、信玄堤などの治水工事にみんなで参加していくことは、国防なんですよ。男手だけではなく、女性も子供も老人もみんなで国を防衛しましょう、という意味を表した表現と受け止めるのが妥当だろうと思います。
現在の我が国においても「国防」は決して自衛隊(=国軍)だけの仕事ではありません。国民みんながそれぞれの職域において持ち場を守ること、施設のメンテナンスや労働者の生活を守ることが「国防」なのです。だからこそ「社会で働く」ということは尊いことなのです。
世界軍事ランキングとは、単に自衛隊の戦闘能力の目安という解釈だけではなく、日本国民の国防力の強さランキング、と都合よく解釈していきましょう。これが政府の政治家、官僚の国防意識ランキングとなるともっと下位のランクとなるかもしれません。ちなみに政治家や官僚の天下り、既得権益事なかれランキングであれば、我が国は上位3位以内には堂々と入るかもしれません。
動画
誰がために戦う
君のその手で
日本が世界に誇る自衛隊
しかしBGMの時代錯誤感は否めないな。この曲で満足するのは極右論者だけじゃないかな。
サイバー戦争の幕開け
戦争は進化します・・・。
戦国時代のいわゆる「革命的存在」は、多くの人は織田信長を想起するでしょうが、信長は近年では、室町幕府の再興者、としての歴史認識が主流です。戦略戦術の革新、領国経営の卓抜さ、先進性という点では、どちらかというと武田信玄や上杉謙信、今川義元をあげるのが妥当ではないでしょうか?
歴史の解釈は、実証主義による研究の進展により変化するものです。学校での受験対策用の歴史の勉強がすべてではありません。あれは手段の一つにすぎない。最新の歴史学を学ぶことにより、未来の国家の政治、政策についてみんなで考えていきましょう。
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