2020年8月12日水曜日

KGB(旧ソ連)のハニートラップ。

 ハニートラップは、KGBが最も得意とする協力者獲得テクニックである。国会議員や外務省職員、大企業の役員やジャーナリストといった政府筋に近い重要人物をターゲットとし、色仕掛けを行ってきた。酒場でいい気分になっているところ、隣に座っていた美女から声をかけられ、その気になってホテルに直行、事に及ぼうとした現場を抑えられ、弱みを握られた対象者は、やむなくKGBの協力者として、門外不出の重要情報を提供せざるを得なくなってしまう・・・。そんな戯画のようなハニートラップが、KGBの伝統手段として使われてきた。
 KGBの訓練生は、思想教育はもとより、銃器や爆薬の使用方法、武術、盗聴や盗撮テクニックなど、様々なノウハウを学ぶ。その教育カリキュラムの中に組み込まれているのが、セックス教育である。

 研修生がセックスを武器とするためには、まず第一に「羞恥心を捨てなければならない。」
 同性、異性問わず不特定多数の人間の前で全裸になり、教官から体のあちこちをまさぐられる。男性については、どんな女性でも昇天させるためのテクニックを実地で教えられる。女性の場合は、不特定多数の男たちと所かまわずセックスができるように仕込まれるといわれる。
 以上の模様は、映像として記録され、後で復習を兼ねて教官から欠点を指摘される。通常のセックスのみならず、スワッピングやSMといったアブノーマルなプレイまで、彼らはくまなく学びつくすのである。
 こうして育成されたKGBのスパイたちは、世界各国へ飛び立って人民の海に潜る。現地の言葉を駆使して、仕事も現地人と全く変わらずこなしながら、チャンスを見つければ色仕掛けの作戦も厭わない情報の発信源へ巧みにアクセスしていく。

 人間誰しも色欲には弱いものである。そんな弱みにつけこむのがKGBの伝家の宝刀「ハニートラップ」なのである。対してCIAでは局員がセックスで情報をとることはまれであるという。

アイドルを売り込むための「グラビアハニートラップ」ともいえるか!?
女性のフェロモンは強力な武器となる!?

KGBスパイ学校の仰天カリキュラム
 KGBのスパイ研修は、我々がよく知る「学校教育」からは程遠い過酷な内容であるといえる。

第一段階 マルクス・エンゲルス学校での4ケ月間の思想教育。

第二段階 レーニン技術学校で1年間の実地教育をうける。

第三段階 スパイ候補生に対して、しゃれにならないドッキリを仕込む。
 候補生をスパイ容疑で逮捕し、拷問を含む苛烈な取り調べを行う。尋問に最後まで口を割らなかった者は銃殺されるのだが、銃は空砲。一度銃殺された候補生は、200種類以上ある訓練所で長期研修を受けることになる。中でも大掛かりなものは東京やニューヨークを模した巨大な模擬都市での研修であろう。
 そこではビルや商店といった建物、陳列されている商品や内装まで本物を忠実にコピーされており、候補生はこの模擬都市で5~10年生活し、現地での生活に完全になじめるかどうかを見極められる。もちろん外部との接触は一切禁止である。KGBは、実に大掛かりなスパイ研修を行っていたようである。

理髪店の「ハニートラップ」、男性客なら売り上げアップが見込める戦略。女性は研修で「羞恥心」を取り除く。

動画

佐藤優氏
高橋洋一氏
政治家を狙う共産中国のハニートラップ。
共産中国のハニートラップにかかった橋本龍太郎元首相。


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