2019年4月14日日曜日

アメリカが恐れる共産中国の新型巡航ミサイル ~我が国はいつも喉元にナイフをあてられている状況~

中国の新型巡航ミサイルを米国が心底警戒する理由

コンテナ内に発射装置、貨物船から米国本土の攻撃も可能

北村淳
米国・シアトル港。中国の新型ミサイルに関して米国の海軍関係者たちが危惧する事態とは?
 中国軍が新型長距離巡航ミサイル「YJ-18C」の試射を実施した。これまでも中国軍は次から次へと各種新型ミサイルを生み出しているが、とりわけYJ-18Cは米海軍関係者たちに強い警戒心を抱かせている。
 YJ-18Cの最大の特色は、発射位置の自由度にある。中国軍のミサイルの大半は、中国に侵攻してくる米軍やその同盟軍の接近を阻止するための兵器である。だが、YJ-18Cはアメリカ国内の地上目標や軍艦などを攻撃することが可能な兵器なのだ。
YJ-18巡航ミサイルの最新バリエーション
 YJ-18Cは、現在中国人民解放軍海軍が配備を進めている巡航ミサイル「YJ-18」(鷹撃-18)の最新バリエーションである。
 基本となるYJ-18ミサイルは、駆逐艦から発射する地上目標攻撃用長距離巡航ミサイルで、そのバリエーションとして艦船攻撃用のYJ-18A対艦ミサイルと、潜水艦から発射するYJ-18B巡航ミサイルが開発されていた。そのほか、地上発射装置(TEL)から発射するバリエーションも開発中とのことであったが、その前にYJ-18Cの存在が明らかになった。
いずれのタイプのYJ-18ミサイルも、最大飛翔距離は540kmで、巡航速度はマッハ0.8、攻撃目標に接近するとマッハ3にスピードを上げて目標に突入する。最大300kgの弾頭を装着することができる。
海上・地上のコンテナからミサイルを発射
 YJ-18Cは、駆逐艦から発射されるわけでも、潜水艦から発射されるわけでも、TELから発射されるわけでもなく、国際海上貨物輸送用コンテナから発射される。
 幅8フィート、高さ8フィート6インチ、長さ40フィートの国際海上貨物輸送用コンテナ(以下コンテナ)内に発射装置と発射制御装置などのミサイルシステムが組み込まれており、コンテナが積載されている貨物船や、大型トレーラー、貨車、それに地上など、コンテナが運搬設置される様々な場所から発射することが可能なのだ。
このようなコンテナ発射型ミサイルシステムはすでにロシアが製品化しており、国際武器市場に出品済みである。このミサイルシステムは「Club-K」と呼ばれており、3M-54対艦ミサイル、Kh-35対艦ミサイル、3M-14対地攻撃用ミサイルなどの長距離巡航ミサイルを発射することができる。
 コンテナに収納されている発射装置には4筒の発射管が装着されており、1つのコンテナから4発の巡航ミサイルを発射することができる。また1つのシステムで4つのコンテナを制御できるため、16発の巡航ミサイルを連射することが可能である。そして、発射制御はコンテナからはるかに離れた場所から遠隔操作が可能となっている。
ロシアが開発したClub-Kコンテナ(出所:ロシア国営輸出商社ROSOBORONEXPORTのカタログより、以下同)
小型楊陸船に積載されたClub-K
鉄道貨車に積載されたClub-K
 ロシアだけでなく、イスラエルもコンテナ発射型のミサイルシステムを開発している。Club-KYJ-18Cと違い、イスラエルのコンテナ発射型ミサイルシステムは「LORA」と呼ばれる準弾道ミサイルを発射する(準弾道ミサイルは、弾道ミサイルよりも低い高度の弾道で飛翔し、弾道ミサイルのように完全な放物線を飛翔するのではなく、巡航ミサイルのように針路を変更することができるミサイル)。
貨物船から発射されたイスラエル軍のLORA(写真:IAI
 このシステムのコンテナを積載した貨物船からLORAを発射する試射の模様が公開されており、コンテナ発射型ミサイルシステムの実用性は証明されている。すなわち、Club-KYJ-18Cは十分実用に耐える兵器であると考えられるのだ。
アメリカ海軍関係者たちが危惧する事態
 YJ-18Cのコンテナを積載した貨物船は、たちどころに対艦攻撃力あるいは対地攻撃力を持った準軍艦と化してしまい、中国はYJ-18Cコンテナを数個積載した数百隻の貨物船を手にすることができる。
 アメリカ海軍関係者たちがYJ-18Cへの警戒を強めているのは、それらだけが理由ではない。
 中国は、「海のシルクロード」の掛け声のもと、バングラデシュ、スリランカ、パキスタン、セイシェル、そしてオーストラリアやギリシャでも貿易港の運営権を獲得したり、貿易港そのものを建設したりしている。また、パナマをはじめ中南米諸国やカリブ海諸国でも、貿易港の運営権を手に入れたり、貿易港の拡張や建設に乗り出す動きを活発化させている。
このように中国がコントロールする世界中の港湾には、YJ-18Cコンテナを積載した中国貨物船が、アメリカ海軍の監視網にかかることなく自由自在に入港・出港することができる。中国軍がそのような拠点にYJ-18Cコンテナを前方集積しておくことも可能になる。そうなると、前方集積してあったYJ-18Cコンテナを積載した貨物船からミサイル攻撃を敢行することも、可能になるのだ。
 米海軍関係者たちの心配はそれだけに止まらない。
 そもそも、膨大な量のコンテナが四六時中行き交っている国際貿易港にYJ-18Cコンテナが運び込まれても、そう簡単に発見されることはない。たとえばシアトル港にYJ-18Cコンテナが陸揚げされたらどうなるか。そこから目と鼻の先に位置する、米海軍でも最重要基地の1つであるバンゴール戦略原潜基地の上空に向けて、電磁パルス波弾頭が装着されたYJ-18Cミサイルが発射されることも起こり得る。そのときアメリカの核抑止力は壊滅的打撃を受けてしまうことになるのだ。

《管理人》最新巡航ミサイルは迎撃できない!?
政府は、イージスアショアとイージス艦艇の二本立てで、ミッドコース段階の弾道ミサイルを迎撃する態勢作りを進めていますが、巡航ミサイル対策については、国会で質問、検討されたという話は聞きません。
北朝鮮が巡航ミサイル自体を保有していないからでしょうが、北朝鮮の背後に存在する共産中国のそれについては、何ら迎撃対策、或いは「敵地攻撃能力」の対象ではないようです。共産中国は国交があって、「戦略的互恵関係」の友好国だから、ということでしょうか?
むこうは近距離中距離弾道ミサイル、高速巡航ミサイルまで取り揃えて我が国に照準をあわせているわけですから、何かわりきれない気持ちになりますし、不安は拭えません。
最新の共産中国の巡航ミサイルは、アメリカのトマホークの情報をハッキングするなどのスパイ手段を駆使してつかんだ情報?により、速度がマッハ3、マッハ4で飛んでくる新型巡航ミサイルが配備されているようですね。空自のF15がアフターバーナー全開でマッハ2とすると、F15がフルスピードでスクランブルをかけても間に合わないことになります。これで「抑止」になるのでしょうか?
我が国が保有する巡航ミサイルは、対艦巡航ミサイルですね。地上攻撃用のそれも技術的には可能なんでしょうが検討してもいいかもしれません。
平壌まで届く巡航ミサイル導入へ・・・日本防衛のため(17/12/08) https://www.youtube.com/watch?v=CUMuhmBI4y4 


最大で平壌までですか?北京や天津までは届かないんですね?

【関連動画として共産中国が我が国に誇る巡航ミサイルについてあげておきます】

中国軍の新型弾道ミサイルと巡航ミサイル 
https://www.youtube.com/watch?v=Gbl4rDOac14  
中国の長距離巡航ミサイルの第一波攻撃で日本は壊滅する
https://www.youtube.com/watch?v=EzNUNsDjkuY
世界の巡航ミサイル
TOP10 https://www.youtube.com/watch?v=WlMrtMRpnYc

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