2020年9月14日月曜日

世界が認めたスパイ映画。

黒沢清監督、映画『スパイの妻』でベネチア国際映画祭銀獅子賞蒼井優&高橋一生が祝福

 ORICON NEWS
© 2020 NHK, NEP, Incline, C&I 黒沢清監督の映画『スパイの妻』がベネチア国際映画祭銀獅子賞

 女優の蒼井優が主演で、黒沢清氏が監督を務めた映画『スパイの妻』が、92日(現地時間)よりイタリアで開催されている第77回ベネチア国際映画祭で、銀獅子賞(監督賞)を受賞。これを受け、蒼井、高橋一生、黒沢監督から喜びのコメントを寄せた。
 同作の舞台は1940年、満州で恐ろしい国家機密を知ってしまった優作(高橋)は、正義のために、この秘密を世に知らしめようとする。妻の聡子(蒼井)は、反逆者と疑われる夫を信じスパイの妻とののしられようとも、ただ愛する夫と生きることを心に誓う。しかし、太平洋戦争開戦間近の日本で、夫婦の運命は時代の荒波に飲まれていく
 2018年のジャック・オーディアール(『ゴールデン・リバー』)、19年のロイ・アンダーソン(『ホモ・サピエンスの涙』)に続いて、ベネチア国際映画祭の最優秀監督賞にあたる銀獅子賞の受賞は、日本映画としては2003年の北野武監督『座頭市』以来、17年ぶりの快挙。溝口健二監督が『雨月物語(53)と『山椒大夫』(54)で2度、黒澤明監督が『七人の侍』(54)、熊井啓監督が『千利休 本覺坊遺文』で受賞、と日本では5人目の受賞者となった。
 今回の快挙を受け、黒沢監督は「スタッフと俳優の力が最高のかたちで組み合わさった結果だと思っています。映画の可能性は無限なのだと、この歳になって実感しました」とコメント。蒼井も「黒沢監督、銀獅子賞受賞おめでとうございます。ケイト・ブランシェットさんから監督のお名前が呼ばれた瞬間、現場の片隅で、モニターを静かに並んで見つめられていた、監督と奥様の後ろ姿を思い出しました。たくさんの映画仲間から連絡が入り、みんなとても興奮し、感動し、喜んでいます。黒沢監督、本当におめでとうございます。これからも監督の映画を楽しみにしています」と呼びかけた。
 高橋は「ベネチア国際映画祭監督賞受賞、心からお祝い申し上げます。この作品が世界で評価されることをうれしく思います。黒沢監督のもと、あの空間、あのスタッフ、キャストとともに作品を作り上げていく時間は、最高の体験でした。これからも素晴らしい作品を楽しみにしております。おめでとうございます」と祝福した。
 審査員のひとりである、クリスティアン・ペッツォルト監督(『未来を乗り換えた男』)は「大好きな作品です。オペラ的なリズムと画作りで政治ドラマを描く。このような作品には久しく出会っていませんでした。3040年代の伝統的な世界を現代のスタイルで表現しています」と本作を絶賛している。

映画『スパイの妻』予告編

映画公開スペシャルトークセッション


※どうも単にスパイが活躍するという映画ではなく、知りえた重大な国家機密に違和感を感じてこれにむきあっていくという内容のような気がします。
 国家機密を知りえたときに人間はどう考え、どう動くのか。興味は深いです。

スパイとは何か?

CIA(猫諜報機関)深田より視聴者の皆様へ(^▽^)/スパイ解説 
https://www.youtube.com/watch?v=MVVlE_KikTM
  
【スパイの分類】 
国家スパイ~国家機関に雇われて工作活動を行う。パスポートを複数持つ。 
産業スパイ~民間人が多いが、国に雇われている人もいる。ハニートラップを行う。 
民間諜報機関によるスパイ~メディア、省庁、検察、警察OBで構成されていることが多い。ハニトラ、罪、不祥事の捏造、小さなことを大きく煽り警察を動かす。汚れ仕事を行う。

髙橋洋一チャンネル 第64回 スパイ防止法がないのはやっぱりマスコミのせい&ハニートラップの真実 
https://www.youtube.com/watch?v=uJH7gMKoOOE
 「特定秘密保護法」は、スパイ防止法よりも罰則が軽い。これがないとアメリカが重要な機密をくれないから成立させたもの。この法律に反対する野党とマスメディアは、外国のスパイ組織とつながりがあるため反対している?
 スパイ防止法は80年代に自民党が国会に法案を提出しているが、野党の反対により不成立となった。そして第二次安倍内閣のころに「特定秘密保護法」という不完全な形で成立、施行されるに至る。
 ハニートラップは一番コストの安いスパイ戦術!?
海外に政治家が訪問するときに、ファーストレディを同伴するのは、ハニートラップ防止のため。女性を近づけるのはやめてくれ、という意思表示。
 つまり国際外交は、それだけで情報戦だということですかね。

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