自分の会社のセキュリティは大丈夫、と思ってしまう、或いは思いたい気持ちは誰しもあることでしょうが、意外と身近なところで、企業の機密情報の漏洩は存在するようです。
「映画より巧妙」
相次ぐ情報流出 公安幹部が明かす産業スパイの実態【WBS】
5/7(土) 10:09「映画より巧妙」 相次ぐ情報流出 公安幹部が明かす産業スパイの実態【WBS】(テレ東BIZ)
- Yahoo!ニュース
企業の技術情報などのいわゆる営業秘密を持ち出したなどとして、全国の警察が検挙した事件は昨年(2021年)1年間で23件と、過去最多を更新しました。官民ともに対策に乗り出していますが、警戒すべきは知らない間に近づいてくる「産業スパイ」の存在です。
「実際に家族を脅迫の材料にされ、営業秘密を持ち出させたスパイ事件も、過去に警視庁公安部で摘発している」(増田参事官)
巧みに、そして大胆に近づく産業スパイ。どうすれば見破ることができるのでしょうか。
「技術情報の見返りとして、現金やワイン袋の中に商品券が入っている。不審な動きが相手から始まると、それはスパイかもしれない。映画よりも巧妙なスパイ工作が日本国内で行われている」(増田参事官)
この日、増田参事官がやって来たのは大手製薬会社のアステラス製薬。企業の情報流出を未然に防ごうと警視庁も対策を打ち出しました。 警視庁では半導体や医薬品など、いわゆる先端技術を持つ企業を訪問しセミナーを行い、各国のスパイの手口や情報流出の対策などに役立つ情報を提供しています。
今回、訪問を受けたアステラス製薬は万が一情報が流出し、他社に先に発売されてしまうと投資した研究費が回収できなくなると警戒を強めます。 「投資分の医薬品が作れないと大きな投資が続けられない。新薬を待っている患者に対して、早く医薬品を届けられなくなる」(「アステラス製薬」情報システム部の須田真也部長)
さらに管理者側の画面には、パソコンのカメラで撮影された画像が届くので、誰にのぞき見をされているのかまで分かるといいます。ほかにも誰かがスマートフォンでパソコンの画面を撮影しようとした場合もAIが盗撮を検知し、情報の流出を防止します。 NTTグループは在宅勤務率を上げるためにも、リモートワーク中の情報流出対策を急ぎました。
「客や通信設備は社会インフラ情報。流出した場合大きな影響がある」(「NTT」技術企画部門の山名紀担当部長) ※ワールドビジネスサテライト
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