このロシア大使館職員による機密情報漏洩事案については、記事を追いながらどういう内容の諜報活動であったか、みていきたいと思います。
軍事文献、不正入手の疑いで逮捕 「ロシア人スパイに提供」
2021年6/10(木) 20:10配信https://news.yahoo.co.jp/articles/6549b7da40fa7d49d57aec0f47e8ee6ef30fb64a
在日ロシア通商代表部の職員に譲渡する目的で、データベースの利用規約に反して不正に軍事技術関連の文献を入手したとして、神奈川県警は2021年6月10日までに、電子計算機使用詐欺の疑いで、元調査会社経営の無職宮坂和雄容疑者(70)=神奈川県座間市=を逮捕した。
県警によると、宮坂容疑者は長年、技術文献の調査会社を経営しており「30年間で複数のロシア人スパイに文献を提供し、約1千万円を受け取った」と供述している。
逮捕容疑は通商代表部の40代の男性職員と共謀し、2019年7~12月、文献を検索するデータベースにアクセスし、技術文献のコピー8点を入手した疑い。
ロシア側に軍事関連の文献提供「1000万円以上稼いだ」…元調査会社経営の70歳逮捕
6/10(木) 22:17配信https://news.yahoo.co.jp/articles/24ed8da5d2ebef1ddb79c8dd53eb8f3e2f00faf9
在日ロシア通商代表部の職員に渡す目的で軍事技術関連などの文献を不正に入手したとして、神奈川県警は2021年6月10日、同県座間市、無職の男(70)を電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕したと発表した。県警は9日、外務省を通じて、ロシア大使館に職員を出頭させるよう要請した。
発表によると、男は2019年7~12月、利用目的を偽って国内のデータベースサービス会社に会員登録し、レーダーを用いた偵察能力向上や半導体の研究開発などに関する日本や米国の文献の複写8点を入手した疑い。
調べに対し、同代表部の40歳代の男性職員に依頼され、文献を渡したと説明。「約30年間、複数のロシア人に軍事や科学関係の文献を提供し、1000万円以上を稼いだ」と供述している。県警幹部によると、長年、都内で技術文献の調査会社を経営していたという。
利用されたデータベースサービスは「国内の個人」を会員登録の対象としている。県警は、ロシア側が自分たちの欲している情報や技術を悟らせないように、男を使った可能性もあるとみて調べる。
文献詐取容疑で70歳逮捕 「ロシア人に30年提供」
6/10(木) 20:33配信https://news.yahoo.co.jp/articles/cc7c016055b85f48f053ef2a1945ba2d08d1a8f9
在日ロシア通商代表部の職員に渡す意図を隠して不正に文献を入手したとして、神奈川県警は同県座間市の無職、宮坂和雄容疑者(70)を電子計算機使用詐欺容疑で逮捕し、2021年6月10日発表した。
宮阪容疑者は「約30年にわたって複数のロシア人に軍事、科学技術関係の資料を渡し、対価として1千万円以上を受け取った」と供述。県警は特別捜査本部を設置して捜査を続ける。 外事課によると、宮坂容疑者は2019年7~12月、通商代表部の40代の男性職員と共謀し、本人に渡す目的を隠して、データベースサービス提供法人のシステムに会員登録し文献8点を入手した疑いがある。
文献は半導体の研究開発にかかわる先端技術や無人戦闘車両についてのもので、米国のものも含まれていた。宮坂容疑者はこれらを職員に渡したと説明。県警は在日ロシア大使館に職員の出頭を要請した。
県警によると、宮坂容疑者は以前、要望に応じて文献を調査する会社を経営していたという。県警は、宮坂容疑者が入手した文献に基づく技術がロシアで軍事転用された場合、安全保障環境や経済安全保障に悪影響を生じさせる恐れがあったとみている。
ロシア大使館は朝日新聞の電話取材に対し、「コメントすることができない」と話した。(大宮慎次朗)朝日新聞社
軍事文献を不正入手 70歳男を逮捕、“ロシアのスパイ”に渡したか
6/10(木) 21:57配信https://news.yahoo.co.jp/articles/113650cfcd4e2a004076191118f4a8cf1f58678b
在日ロシア通商代表部の職員に渡すため軍事的文献を不正に入手したとして、70歳の男が逮捕されました。
逮捕されたのは神奈川県座間市の無職・宮坂和雄容疑者(70)です。警察によりますと、宮坂容疑者はおととしから去年にかけて、在日ロシア通商代表部の男性職員(40代)に渡す目的を隠し、文献を検索できるデータベースから無人戦車や偵察用レーダーの文献8点を不正に入手した疑いがもたれています。
不正入手した文献は男性職員に渡したということで、宮坂容疑者は取り調べに対し「30年にわたって文献を複数回渡して1000万以上稼いだ」「ロシアのスパイだとわかっていた」などと供述し、容疑を認めているということです。
神奈川県警は、外務省を通じてロシア大使館に対し男性職員を出頭させるよう要請しています。(10日21:14)
ロシアスパイ事件のまとめ
軍事文献など不正入手 ロシア外交官に譲渡した疑いで無職逮捕
6/10(木) 20:37配信https://news.yahoo.co.jp/articles/c94517fd3050ba17ef83d84380a5626872f43fcf
神奈川県警は2021年6月10日、軍事関係の文献を不正に入手したとして、同県座間市立野台、無職、宮坂和雄容疑者(70)を電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕したと発表した。宮坂容疑者は30年以上にわたり、ロシアの外交官に軍事や科学技術に関する文献を譲渡し、報酬として1000万円以上を受け取っていた疑いが持たれている。県警はロシアによるスパイ事件とみて外事課に特別捜査本部を設置し、全容解明を進める。
逮捕容疑は2019年7~12月、40代の在日ロシア通商代表部の男性職員と共謀し、論文の複写や提供を行うデータベースサービス提供会社から、無人戦車やレーダーを用いた軍事偵察、半導体の研究開発を記した米国などの文献8点を、第三者に渡す意図を隠して会員登録し、不正に入手したとしている。容疑を認めているという。県警は9日、ロシア大使館に対し、男性職員の出頭を要請した。
外事課によると、この男性職員は複数の日本人協力者と接触して情報収集していたとされる。宮坂容疑者は以前、技術文献の調査会社を経営していたことから、文献の入手や調査に精通していた。この男性職員以外にも複数のロシア人に文献を譲渡し、1回あたり10万~15万円の報酬を受け取っていたとみられている。【牧野大輔】
スパイの機密情報を渡すテクニック
ロシアの日本人スパイ
一瞬で手渡しする手法使用か
00:45 2021/06/11
15:36ロシアの日本人スパイ 一瞬で手渡しする手法使用か
(msn.com)
「フラッシュコンタクト」と呼ばれるスパイの手法を使っていたとみられます。
神奈川県座間市の宮坂和雄容疑者(70)はおととし、在日ロシア通商代表部の40代の男性職員に譲り渡す目的を隠し、論文などの検索データベースから軍事技術に応用できる文献を入手した疑いで今月11日に送検されました。 その後の警察への取材で、宮坂容疑者が「ひとけのない場所で一瞬で文献と報酬の現金の受け渡しをしていた」と供述していることが分かりました。
周囲に気付かれないよう、すれ違った瞬間に情報を手渡す手法は、フラッシュコンタクトと呼ばれています。 受け渡し場所は主に都内で、ロシア側が毎回、指定していたとみられています。
この典型的?ともいえるスパイ事件のオチはなんともね・・・大丈夫か、この国は。
ロシアスパイと日本人の男性を不起訴処分
横浜地検
テレ朝news
2021/07/16 22:44ロシアスパイと日本人の男性を不起訴処分 横浜地検
(msn.com)
ロシア側に譲り渡す目的を隠して軍事関係などの文献を入手した疑いが持たれていた日本人の男性らについて、横浜地検は不起訴処分としました。
神奈川県座間市の70歳の男性と在日ロシア通商代表部の42歳の男性職員はおととし、文献検索データベースから軍事技術に応用できる文献など8点を入手した疑いが持たれていました。
横浜地検は2人について、今月16日付で不起訴処分としました。
理由については明らかにしていませんが、起訴猶予とみられます。
日本人の男性は警察の取り調べに「30年に渡ってロシアスパイに文献を渡し、1000万円以上稼いだ」と容疑を認めていました。
一方、在日ロシア通商代表部の男性職員は警察の出頭要請を無視して先月12日に出国し、書類送検されていました。
ロシアによる諜報活動・動画編