2016年5月26日木曜日

「国を守るということ。」

伝統や価値観守ることが国を守る」自衛隊使い拉致被害者救出を

葛城奈海氏

2016.5.18 17:53更新 http://www.sankei.com/west/news/160518/wst1605180080-n1.html
世界中で嫌われる中国
核密約は当然。


大阪「正論」懇話会での葛城奈海さんの講演会(平成28年5月18日)

【プロフィル】葛城奈海(かつらぎ・なみ) やおよろずの森代表、防人と歩む会会長、キャスター、俳優。東京都出身。東京大農学部卒。自然環境問題・安全保障問題に取り組む。予備役ブルーリボンの会広報部会長、林政審議会委員。著書(共著)に『国防女子が行く』(ビジネス社)。


大阪「正論」懇話会の第43回講演会が平成28518日、大阪市天王寺区のシェラトン都ホテル大阪で開かれ、キャスターで俳優の葛城奈海氏が「国を守るということ」と題して講演した。
 自身が国防を考えるようになったきっかけは、大学生時代の環境保護活動だったとし「森林の木を伐採する際、地元のお年寄りが米と酒と塩を供えて感謝をささげた。その背中が神々しく見えた。国を守るというのは伝統や受け継いできた価値観を守ることだと腑に落ちた」と説明した。
 その後、予備自衛官を目指して挑んだ訓練で「日本国民の一員であると自覚できる教育を初めて受けられた」と振り返った。
 また、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の洋上調査に15回にわたって参加しているという葛城氏は、その理由に平成22(2010)年9月の中国漁船衝突事件を挙げ「政府は逮捕した船長をあっさり釈放し、日本の尊厳を踏みにじった。風化させてはならないと思った」と強調。

北朝鮮による拉致問題も「自衛隊を使って拉致被害者を救出することを議論の俎上に載せるべきだ」と訴えた。


《維新嵐》 「国を守ること」とは、「伝統や受け継いできた価値観」を守ることだという認識は、なるほど納得できることです。
ただいわゆるリベラル派や真正保守派という対極している思想をみていると、思想、プロパガンダで物事をみていくことが、歴史や伝統に立脚したスタンスを担保できるとはいえないように思います。
いい例が「皇位継承」。葛城さんがよく出演する「チャンネル桜」の番組をみていると皇位継承は、いわゆる「男系男子による皇位継承」があくまで「絶対的な価値観」であるようにいわれます。「誰が皇位継承候補者か?」という一番重要かつ具体的な論点すらまともに提示できない保守派論者が皇位継承についての「男系男子」という原理原則をいわれるだけの状況に納得できるものではありません。

伝統とは、古いものを守るだけでなく、古い価値観や考え方をふまえながら、果敢にチャレンジし新たな付加価値を創出していくものだと思います。

皇位継承は、元来ある皇統の原理原則が明治維新以降の「皇室典範」という新たな付加価値創出の中で「男尊女卑」という本質的でない価値観を伝統だと勘違いし、「男系男子継承」という形で成文化法制化がなされてしまったもので、それを皇室の近代化だとしてしまった不幸な事例です。
本来は我が国は「母系社会」であり、女系、女性皇族も「皇統」の流れの中にある「萬葉一統」が伝統的価値観であり、万世一系はまちがいといえます。
ただ萬世一系の天皇を元首に掲げた大日本帝国は今はありません。日本は古代からの本来の伝統に立ち返り、あるべき皇統の形にたち戻っていかなくてはならないのです。
 予備自衛官が「日本国民の一員であると自覚できる教育」をはじめて受けられた、といわれますが、本来はこういう感覚は学校教育でこそ身に着けていなければならない作法であると思います。義務教育に関わる教育者のみなさんはこの言葉で自らのあり方を猛省すべきです。

「自衛隊を使って拉致被害者を救出する。」
邦人拉致という国家主権へのあからさまな侵略行為に対して、日本人は断固向き合うべきで解決を忘れてはいけませんが、拉致被害者を救い出すのは、自衛隊ばかりではありません。拉致被害者のみなさんが個々にどこにいるか確定するためには、自衛隊でなく情報戦略で北朝鮮を圧倒しなければ取り返すことなどできません。
北朝鮮が工作員により、日本人を拉致して北朝鮮の政治工作をさせたというなら、こちらのとるべき手法は、カウンターインテリジェンスでしょう。国家的情報機関の公式な設立と情報工作員の戦略、戦術が一番確実な北朝鮮への反撃といえます。

考えてみればわかるはずです。地村さん夫妻、蓮池さん夫妻、曽我ひとみさんを取り返したのは自衛隊ではありません。「情報戦」を意識した日本国の政治判断です。自衛隊が単独で拉致被害者を取り返すならば、北朝鮮との実弾がとびかう戦争を覚悟しなければいけません。それでは「平和国家」のイメージで世界中で一目おかれる我が国の信用を損ないかねないのです。
葛城さんの講演会を直接聞いた方、ネットで間接的に知ることになった方もその言説からあるべき本質は何かを考える機会になれば幸いです。

 

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